プチ釣り旅 Aug.01~02/'11
この度の新潟、福島豪雨災害に見舞われた皆様には 心よりお見舞い申し上げます。
ぼくの好きな 会津や下越、また魚野の谷も景色が変わってしまいました。本当は今週、息子の不在を狙ってかみさんと会津から下越あたりを巡って見るつもりでいたのですが、諦めざるを得ませんでした。 それでもお出かけモードのになってしまっていたので 取り敢えず千曲あたりへでもと 日曜の深夜出発しました。相変わらず天気はすっきりせず、長野県境あたりからまたしとしとと降る雨の中、川上村へ到着。 暗闇のこととて水況を見ることはできないものの、水音から増水してないことだけは窺い知ることができる。 やがて仮眠から目覚めてみると 東の空が薔薇色に、なんだか久しぶりに明るい夜明けを迎える。周囲が明るくなるのを待って起きだして、コーヒーのお湯が沸く間に川を見にゆくと なんと水色が嫌な色に濁って・・・ 増水の気配はないのに オリーブ色がかった粉っぽい濁り、千曲に限らず農地の間を流れる川で見ることが多い濁りだ。朝食を済ませ、上流へ向かって見る。梓山まで行っても濁りは取れず底石がシルトを被っているのが見える。諦めて金峰へ行って見るとッ水量は少なめながら釣りにならないほどではないので、あけばちダムのバックうウォーターから川端下の集落あたりまで釣って見ることにした。 入ってみるとここもなにやら水が粉っぽいなあー。農地の拡げ過ぎ、農薬や肥料の使い過ぎなんだろうな。そうこうしているうちに3人組みの餌釣り師の頭刎ね、人がいるのに気付かぬはずもなくあまりにもどうどうとした様子になんだかうんざり。若くて元気だった頃ならひと悶着あっただろうけど・・・ 車に戻るとぼくらの車の後ろに奴らの車、なんだかなー。山梨ナンバーの餌釣り師どもめ!! 金峰を上流へいってみる。川端下から上の本当はつ釣って見たい辺りはシカ除けのフェンスに囲われてなかなか入りづらくなってしまった。さらに廻目平付近まで行くと点々と車がある。鮎が釣れないからだろうか、餌釣り師の姿も・・・ そんなわけで ちょっと転進。 市場坂を下って、杣添川はやっぱりシカ除けのフェンスのおかげで近づくことができず、千曲本流は濁りがひどく、北相木をちょっとだけ釣ってみたけど水位も低く反応したのは手のひら大のヤマメが一匹、大石川は芦に埋もれて入退渓点も定かではなく、鮎釣り師の姿も見かけないまま佐久市へ。ここまで来るとさすがに諦めモードになるなー。 と言う訳で中軽井沢まで行ってお茶にする。オーナーで腕利きフライマンのKさんと暫く談笑。励まされて追分へ行ってみる。この流れに立つのは十何年ぶりだろう。景色も流れも変わってしまったようなそうでもないような、夕立の前触れのような風がザワザワと木々を揺らす。水に入ってリーダーを結び変えていると 早い流れの向こう、芦の前で怪しいライズ。フライを結び終えるころにもう一度。ハネモノもナガレモノも見えないので フライの選択にちょっと困る。結局 薄いフィルムのウィングをスペント状に取り付けたマイクロカディスで試してみることに。ライズのあったレーンにフライはうまく乗ったけど 風に吹かれてリーダーの形が悪い。フライを手前に引っ張って レーンから外してピックアップすべきだったと言うのは後からの反省。ドラッグはかからないまま40㎝ほど流れてライズがあった所へ。サカナの口がフッと出て 合わせた瞬間「あっ、フッキングしない」と判るる方向へティペットが動く。その方向に引いたらフッキングしねーよな。当然それっきり、あとはライズもなにもなし。前後のそれらしいポイントを見てみるが どこにもライズは起きないまま、6時を過ぎて本日は終了。 ぼくはいいけどかみさんになんとか1匹くらい サカナの顔を見せてやりたいんだけど・・・ 佐久で温泉に入って夕食を済ませ、この時点でもぼくはまだ迷っている。この季節関東周辺のどこへ行けばサカナが釣れるのか。迷いながらまた降り始めた雨の中を 峠越えで下仁田方向へ。神流ならサカナがいるのは間違いないけど釣れるかどうか、ましてかみさんにとなると微妙だな。 このまま帰ってもいいのだけど、今回の旅の目的のもうひとつはかみさんの「車中泊ってしてみたい」なので それだけでもやってみるかと上野村の「ビラせせらぎ」の河原へ。ここならトイレも水もある。 うちの車は車中泊用としてはB、Cランクなので 寝心地はあまりよろしくない。背の高さはともかく横幅のあるかみさんと寝るにはちと窮屈でもある。次回乗り換えの際には そのあたりも考慮に入れて車選びをしてみようかなんて言いながらなんのことはない あっさり眠りに落ちた。翌朝もビショビショと小雨の降る 梅雨時のような朝を迎えた。気温が上がらないのはいいんだけどね。 のんびりとコーヒーを淹れ、サンドウィッチをつまんで朝食を摂る。そんなことをしているうちに取り敢えず雨はあがり、川は水量水色ともに悪くない。けど せせらぎ の裏は子供たちの水遊び場になっている様子がはっきりわかるので 役場前に移動。どこにも 鮎釣りを含め川に人がいないのがちょっと不安だなー。 流れにサカナの姿は見えないけど 透かす様に見ると川面に張り出した柳の下には幾つか見える。これも微妙だな。サカナはいるけど釣るのには苦労するパターンだ。9時頃になってようやくライズが・・・ 柳の下からちょっと出て一回ライズするとまたスッとひっこむ やっかいなパターンだ。同じサカナがライズを繰り返してるわけじゃないしね。 どっちにしても柳にティペットを絡ませて 消耗戦を強いられる。視力が落ちてティペットやフライの交換に手間取るから大変なんだけどね。覚悟してかかるしかない。 1匹目 とりあえずサカナの顔が見れて ホッ。 その後はかみさんに あれこれ教えながら・・・ あんまり言い過ぎると 機嫌が悪くなるし、こちらもイライラしてくるから程々に。 そんな風に午前中を過ごし、昼食後は昨日から車に閉じ込めっぱなしのモモと散歩。ごごになったら興和橋の上手に鮎師が4,5人。あんまり釣れてなさそうだな。 少し昼寝をして 4時近くになって川へ戻る。午前中に見つけた柳の下でジッとしてるヤツ。これは大きそうなんだけどな。ほとんど動かないんだよな。一度も捕食行動を見せないし。 サカナは相変わらずどれも柳の張り出した反転流にいて 一筋縄ではいかない。スラックの多いリーダーはどうしても上手の柳に乗りたがるし 手前過ぎに落とせばすぐにドラッグがかかる。 そうこうしているうちに一度も捕食行動をみせなかったあの大きなヤマメが動いた。ほんの少しだけど柳の下から出てライズを一回。戻らずにまだ食べ物を探すそぶり、立ち位置がちょっと悪いのだけど、多分移動する時間はないので そこからキャスト。自分でも上出来とほめたくなるような位置と形でフライとリーダーが落ちて、スルスルと流れて ヤマメがスッとフライを銜えた。 スラックを取るのに少し時間がかかったけどロッドに確かな重さが感じられた。 暑さのせいか色艶が悪いのが残念、尺はあるのは分かったけど念のためスケールを当てると31㎝ちょい。 なんだか厳つい顔のヤマメでした。 まだ早いけどもう今日はこれでいい。フライを切ってラインを巻く。 ライズは相変わらずの散発で、あっちでポツーン、こっちでガバッ。 かみさんを応援してアドバイスをするけど、サカナがオープンウォーターに出てくれないと 難しい。柳を釣るかライズのレーンに少し届かないか、たまに届いてもドラッグが掛かるのが早すぎる。 と言うわけで 本日も終了となりました。もっとくらくなればどうかなと思うけど、若かったころのように暗闇の釣りというものに気持ちが向かないものね。 というわけで2日間の短い釣り旅はおしまい。 月末くらいまでに魚野は回復しないかなー。
by flytying
| 2011-08-03 15:11
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